今月も、妄想あさこ食堂へようこそ。gozenのメンバー兼スタッフ(コンテンツクリエイター)のAsakoです。

「妄想あさこ食堂」とは
gozenのコミュニティメンバーさまが主人公となった読み物です。その方の暮らし方や考え方を覗き見ることで、新しい視点を見つけたり、勇気や力、ヒントが得られるかも!コラムの最後には「もしこの主人公が、架空のあさこ食堂に来てくれたら」を妄想しながら、メニューを考えておもてなし。時にはレシピもシェアします。

今月は、アメリカ・サンディエゴ在住のふさこさんと一緒に妄想の食卓を囲みます。ふさこさんは、旦那さんの駐在帯同でサンディエゴに移り住んで3年、その前のドイツでの生活も含めると海外での生活は5年を越えるそう。

自分の必要十分を知る

それまで英語も含めて外国語とは縁遠い生活を送っていたと聞いて、海外生活でのストレスはない?という疑問が咄嗟に浮かぶ。すると、買い物や食事など、最低限生活に必要な表現さえ自在に操れるようになればある程度困らないし、それで必要十分、とのシンプルかつ明快な回答。

駐在の帯同での海外生活は、思うように仕事ができないというストレスも抱えがち。でもふさこさんは、海外という新たなフィールドでの生活自体が自己表現そのものだし、すべてが目新しい世界で過ごす時間がたまらなく楽しい!と迷いなく答えてくれた。どんな状況に対しても、いい意味で自分にとって都合の良いように捉えられる、それって住処の変化が大きい生活においてはきっと大きな強みだ。

幸福感や満足感は、そのときどきの自分の心持ち次第だし、「わたし」以上の何者かになる必要なんてないんだよね。ふさこさんの柔らかだけど揺るぎない「自分」を持った表情で語られると、人生の本質がするするとわたしの中に入ってくるような感覚になる。

自己表現から自身の魅力を知る

日本に住んでいたころは17歳から27歳までモデルとして、その後はフォトアーティストとしてカメラを通して女性の内なる魅力を引き出す仕事をされていたふさこさん。10代のころから継続してきたそれらの仕事についての話から、「自己表現」という共通のキーワードが多々こぼれてくる。

自身を通して商品を表現するモデルの仕事、夢中になって楽しんできたけれど、あくまで商品や依頼主が主体のため自己表現はセーブされる。どこか自分に嘘をついているのが苦しくなり、モデルの仕事を手放したあとに始めたのがフォトアーティストだったそう。

カメラを通して表現される「自分」。思いもよらないほどいい笑顔、ふとしたときの表情。普段の自分が気付いていない「自分」には素敵なところが溢れている、ということをモデル時代に撮影を通して知ったからこそ始められたこと。フォトアーティストとして活動し、依頼者が気付いていなかった本当の魅力を写真という媒体を通して表現することに大きな悦びを感じたし、自身の魅力に気付いた女性が自信を取り戻す様子が見られる幸せな仕事だったという。

すべてのひとが唯一無二の存在で、在りのままそのままが十分に魅力的。第三者の手や視線を借りてこそ知ることのできる自分があり、自分の魅力に気付いてもらうことは、そこに携わる側も同じくらい幸福感を感じるんだよね。写真と文章、表現方法は違えど想いや目的が同じ者同士、ふさこさんとわたしはそう共感し合った。

自分の感覚を信じ、従うこと

自分の魅力を再確認するための写真撮影、きっと多くの気づきがありそうでふさこさんに撮影をしてほしい!と飛びつくも、いま現在はフォトアーティストとしての活動は休業中だそう。

モデルもフォトアーティストも、「面白い」「やりたい」から始まり、止めるときは「何か違う」「今はこれじゃない」という自身の感覚。そう、彼女の行動は全て自分の魂への素直さが根底にある。「素直最強」、ふさこさんと話しているとそのひと言が否応なしに頭に浮かんでくる。

同時に、ふとわたし自身は自分の気持ちに素直で居られているかな、という疑問が頭をもたげてくる。持てるものや立場が増え、誰かのためや周囲への配慮という建前を言い訳に置き去りにしてきたこと。だから、彼女の言葉が耳に心に刺さってくる。

「命を輝かせて生きていると想像以上の未来がやって来る」という言葉をいちばん大事にしてるんです、というふさこさんの言葉が重なるように降ってきた。

自分自身の貴さを認識して潜在能力を信じること。答えは自分の中にあるから、自分の「感じるまま」に従うこと。そうすると、思いもよらない素晴らしい結果を導き出せる。自身への信頼度が揺るぎないふさこさんの言葉は説得力があって、彼女の思考パターンに引っ張られてわたし自身もぐんぐん前に進んでいけそうな気持ちになる。そんな引力をもった女性なのだ。

自分を満たし、巡らせること

自分を満たしてはじめて周りを幸せにできる、だからどんなときもまずは自分ファースト。相手のために取る行動も、常に自分の自己肯定感を高めるのが目的ではないかを自身に問うように。純粋に自分のために取る行動は、相手の反応や見返りなど期待せずに、自分を満足させられるから。

今後もっと自分の魂の感じるまま、自分の人生を輝かせていくと決めている、いや信じているふさこさん。これまで定期的に作っていた「叶えたいリスト」の作成も手放して、都度自分の気持ちにさらに正直に動いていくのだという。一見バラバラに見える「好き」の点が、いずれ線になっていく。そしてきっと円となる。まん丸じゃなく歪な円ではないかもしれないけど、それはそれでいい。彼女の姿勢はどこまでいってもしなやかで、嫋やかだ。

彼女の素直でシンプルかつ潔い思考パターン、わたしを含めたくさんの女性がインストールできたらきっと世界はもっと面白くなりそうで。自分に素直でいつ何時も楽しめる女性って、たまらなくキュート。そんな女性だらけの社会はきっと、明るいに違いないもの。

妄想あさこ食堂へようこそ

ふさこさんをお迎えした今月の妄想あさこ食堂は、高くなってきた秋空を窓から眺めながら楽しみたい、初秋の昼下がりを意識したおやつプレート。 

アレルギー疑惑をきっかけにふさこさんが目覚めたという米粉のお菓子、その魅力をもっと一緒に語りたくて、米粉のシフォンケーキを。今月はハロウィンだからね、かぼちゃを入れて秋色に。

そして、涼しくなってくるとこういうのが美味しいんだよね、のミルクティープリン。自家製のラムレーズンをトッピングして少し大人味に。紅茶とラム、きっと感性豊かなふさこさんなら、口に入れた途端ニンマリしてくれそうで。

プリンのプレートにはリンゴの塩レモンコンポートと、フレッシュ無花果も。無花果は、水切りヨーグルトと生ハチミツ、フレークソルトでフレッシュチーズのデザート風に。甘さを一旦リセット、飽きずに楽しんでもらうためのお口直し2品を添えて。

ふさこさんを思わせる、可憐で純粋、そしてしなやかなタフさを感じさせるワイルドストロベリーの花を小さなリボンでまとめながら、ワクワクが止まらなかったわたし。きっとこんなプレートを前に、「いま現在の自分」をさらに輝かせる話ができたら、一緒に過ごすわたしまでエネルギー満タンになれそう。ふさこさんとそんな時間を持てることを楽しみに、季節のおやつプレートのバリエーションを増やしていこう。

中村 亜紗子ヨガインストラクター|ライター

京都市内で息子2人と娘、旦那さんの5人暮らし。会社員を辞めて始めたヨガにハマり、インストラクターに。ヨガを通して、日々の幸福度をいかに高められるかを模索中。当て所ない散歩、美味しいものや美しいもの探し、頭の中で妄想世界を築くのが好き。

Webサイト: https://note.com/bebest_asako