フリカッセというと、なんだか難しそうに聞こえるかもですが、簡単にいうとクリーム煮のこと。フランスの家庭料理で、フランスに近いドイツでも食べられている『白い煮込み料理』とか『仕上がりが白い料理』という意味をもった一品です。

一般的には、鶏肉と玉ねぎ、マッシュルームを焼いて、生クリーム、白ワイン、ブーケガルニと一緒に柔らかく煮込みます。家庭によっては、豚肉や白身魚、サーモンが使われたり、キャベツやほうれん草をプラスすることもありますし、旬の時期には牡蠣で作ったりとアレンジの幅が大きい料理です。

お肉を食べない家庭では、ホタテやえび、ムール貝を使うのもいいでしょう。私の知人には、山盛りのきのこ数種類だけで作っている人もいます。シチューに似ていますが、ソースの量が少なく、お肉やお魚など、具材メインでいただくところが大きな違いかなと思います。

フリカッセはかしこまった料理のように思われますが、想像よりも気楽につくれる家庭料理です。そして、なんと味付けは塩だけ!それなのに、深い味わいを感じることができ、満足度の高い優秀メニューです。

日常的に気軽に食べるもよし。おもてなしで少しおしゃれなプレートに盛り付けて、バケットなんかと合わせるのもおすすめです。

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