みなさん、こんにちは。ベルリン在住の料理研究家、島崎ともよです。

肉じゃがといえば、醤油やみりん、清酒で仕上げるのが定番かと思うのですが、ベルリンの私のキッチンには、日本で当たり前だった「本物のみりん」や「清酒」がいつも揃っているわけではありません。

ここドイツで手に入る調味料は限られていて、最初は面食らいましたが、そんな現実と向き合ううちに、よりシンプルでもっと自由な作り方に辿り着きました。

今回ご紹介するのは、醤油と砂糖だけで作る肉じゃがです。

「ない調味料がある」からこそ際立つ、醤油の味わいと、砂糖が引き出すじゃがいものホクホクとした質感。Staubやル・クルーゼのような無水調理ができる鍋があれば、水を一滴も入れずとも、具材から溢れ出す旨みだけで、十分すぎるほどおいしい一皿になります。

お肉は、薄切りの豚肉があればいいですが、ないならひき肉でも、鶏肉でも、あるもので大丈夫。

足りないものや不便さを嘆くより、あるもので整える。あるものに感謝する。そんな海外生活の『ない』から生まれた、とってもたくましくて優しい肉じゃがです。

不便な中でもおいしいご飯が食べられること、自分の手で生み出せることを幸せに感じています。

みなさんのキッチンでも、どうぞ自由に、楽しんで作っていただけたら嬉しいです。

Ingredients

  • 豚コマ切れや豚バラ:250g(牛肉でも可)
  • じゃがいも(1/4サイズ程度にカット):中4個
  • 玉ねぎ(くしぎり):中2個
  • 人参(乱切り):中1本
  • しらたき(あれば):1袋
  • 醤油:大さじ3
  • きび砂糖:大さじ1と1/2から2程度

Directions

    • 鍋に分量外の油をしき、豚肉と玉ねぎを軽く炒める
    • じゃがいも、人参、しらたきを加え、さっと炒め合わせる
    • 醤油と砂糖を入れ、全体を混ぜたら蓋をして弱〜中火で約10分煮る。木べらで全体を混ぜる→蓋をして煮る。を何度か繰り返し人参に火が通るまで火を入れたら出来上がり(できれば、その後1時間くらい置いておいてからいただくと味がしみてベスト!)

しらたきの処理方法

ザルにあげて、袋の水分を捨てます。軽く水洗いしたら、小さじ1/2程度の塩を振ってよく揉み、10分おきます。よく水洗いし、適当な大きさに切って料理に使います。

そうすると、しらたきの中の余分な水分が出て、そこに煮汁が入り込み味が染みてくれます!