今月も、妄想あさこ食堂へようこそ。gozenのメンバー兼スタッフ(コンテンツクリエイター)のAsakoです。

「妄想あさこ食堂」とは
gozenのコミュニティメンバーさまが主人公となった読み物です。その方の暮らし方や考え方を覗き見ることで、自分と重ねてみたり、新しい視点を見つけたり、勇気や力、ヒントが得られるかも!コラムの最後には「もしこの主人公が、架空のあさこ食堂に来てくれたら」を妄想しながら、メニューを考えておもてなし。時にはレシピもシェアします。

第二回目は、東京にお住まいのなおこさんにお話を聞かせてもらいました。

なおこさんは、4歳と1歳になったばかりの娘さんがいるお母さん。旦那さんの転勤に伴いこの春までの3年間を沖縄で過ごし、東京に戻ってきて数ヶ月経ったところ。

小さなお子さんを抱えての引っ越し、上の娘さんの幼稚園入園が重なった今春。バタバタの毎日に違いないけど、新しい人間関係や生活環境の変化に慣れるべく、娘さんたちのペースに合わせて日々丁寧に生活されている様子が、インタビューの間も言葉の端々から伝わってきた。

子どもが生まれてから手にした食品添加物についての本を読んだことをきっかけに、できるだけナチュラルな食材を意識するようになったこと。

沖縄に引っ越してからは、シェア農園も利用し新鮮な無農薬野菜も入手しやすくなったこと。おかげで日々の食材への意識が自然と、より磨かれていったこと。

もともと料理は好きでも得意でもないけれど、主婦として家族のために食事を作ることは一番大事な部分だと思うからと、ボーンブロススープを手作りしたり、植物油を極力使わない調理を工夫したりしていること。

4歳の娘さんに、ごはん作りのお手伝いをしてもらうこと。一緒にクッキーを作ったりすると喜ぶこと。

大したことはしていないんだけど、と言いながらなおこさんが話してくれた日々の暮らしにおける工夫やエピソードは、一つひとつが家族への愛に溢れていて、聞いていて心がぽっと温かくなる。

各家庭で当たり前に行われてる家事のルールや工夫って、周りからすると感動レベルだったりする。本人はあまりに日常過ぎて気付きにくいのだけれど。

夢は専業主婦

「高校生のときからずっと、専業主婦になりたかったんです」インタビューの中盤になおこさんがそう話してくれたとき、彼女の日々の暮らしへのスタンスがそのひと言で説明できるような、ものすごく腑に落ちた気分になった。

なおこさん自身が幼いころ、忙しい家業を傍らにしながらも、学校から帰ると必ずお母さんが家に居てくれたこと。中学生の頃にお父さんが亡くなり、それまで以上に忙しくなったお母さんが不在がちになったこと。お母さんが居る安心感と、居ない寂しさ。成長段階でその両方を体感したことが、専業主婦になりたいという気持ちが芽生えたきっかけだと思う、となおこさんは話してくれた。

女性の社会進出が進み、女性としての生き方のバリエーションが豊富な現代。結婚や出産後も社会で活躍し続けたいと願う女性にとって、キャリアアップが実現しやすい社会になったのだと思う。でもその反面、働いて輝く女性が増えれば増えるほど、ただの「お母さん」だけではいけないような空気感に焦りを感じたり、そんな社会の流れに違和感を感じて悩む女性も、少なからずいるような気がする。会社員としての仕事と、家事育児で手一杯になっていた数年前のわたし自身も然りだし、同世代の働くお母さんたちからも、同じような悩みを多く耳にしてきた。

だからこそ、10代のころからなりたかった専業主婦になるという夢を叶え、家族のために日々の時間を目一杯費やしているなおこさんの言葉には、自分の「今」に迷いがない、潔さをも感じて羨ましくなる。

「思い通りにいかないこともあるし、今が一番しんどくて大変。だけど、今が人生のピークなんじゃないかなと思う。子育て真っ最中、一番の現役感がある。」

小さな我が子との生活は、毎日あっという間に時間が過ぎていく。なかなか自分の時間が取れないモヤモヤだって少なからずあると思う。それでも、今現在の子どもたちと過ごす時間の貴さと、この時間が有限だと分かっているからこそ言い切れる言葉だなと思う。なんてカッコいいんだろう。

子どもが手を離れたら、とかついつい先々のことばかり考えて「今」を蔑ろにしてしまいがちだけど、目の前の生活を丁寧に重ねたら、自然とその先は繋がっていくんだよね。

お母さんとして、子どもたちと過ごす「今」にきちんとフォーカスして過ごしているなおこさんに、そう教えてもらったような気がする。

妄想あさこ食堂へようこそ

なおこさんと、かわいい娘さんたち。3名の女子をお迎えしての妄想あさこ食堂は、甘い甘いブレックファスト。

バニラの香りの卵液をしっかりまとったフレンチトーストに、キャラメリゼしてとろんと甘くなったバナナを添えて。

甘すぎる?いやいや、たまにはこんな甘々な朝ごはんで女同士、うふふと顔を見合わせる時間があったっていいと思う。こんな幸せを共有できるかわいい娘さんが2人もいるんだもん。

フレンチトーストのあとは、ともよさんレシピのごまバタークッキーを。食べきれなかったら持ち帰れるしね、というセリフまで用意してるわたし。笑(妄想が止まらない!)

フレンチトーストに添えたバナナ、ヨーグルトにトッピングしたマンゴー。なおこさん一家が今春まで過ごした沖縄に想いを馳せるフルーツで、きっと旅するだけでは分からない、沖縄の魅力ある暮らしをもっともっと聞いてみたいな。

このコラムに出てきたレシピ