gozenは、2026年1月23日で4周年を迎えました。
今日から、5年目に入ります。
この数字を書きながら、
「もう4年も経ったんだな」と思う気持ちと、
「まだ4年なんだな」という、
少し不思議な感覚が同時にあります。
今日は久しぶりに、
今の想いを、思いのままに綴らせてください。
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2022年にスタートしたgozenは、
当初33人のメンバーさんと共に始まった、小さな場所でした。
そこから少しずつ人が集まり、
気づけば、世界のあちこちから
参加してくださる方がいる場所になりました。
毎週金曜日にレッスンを届けること。
継続することは簡単ではなかったけれど、
それを受け取って、
忙しい日々の中で実際に作ってくれる人がいること。
「作りました」
「家族が喜びました」
「このレシピに救われました」
そんなメッセージが、
毎日、世界中から届きました。
こんなにも誰かに感謝されたり、
お礼をいただける人生になるとは、
正直、想像していませんでした。
みなさんからのメッセージが
どれだけ私の心を支えてくれたか。
言葉では足りないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。
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正直に言うと、
思うように進まない日もありました。
「これでいいのかな」と立ち止まることも、
何度もありました。
それでもここまで続けてこられたのは、
gozenが
「私がみなさんに教える場所」というより、
「私もみなさんと一緒に、暮らしを重ねてきた場所」だったから
ではないかな、と思っています。
gozenを始めた頃、
4歳だった息子は8歳に、娘も10歳になりました。
私も40代に入りました。
同じように、
メンバーさんも歳を重ね、
お子さんが大きくなった方もたくさんいます。
一年はあっという間で、
振り返ると記憶は曖昧でも、
毎日のごはんだけは、
確実に積み重なってきたはずです。
家族を生かすために。
自分が生きるために。
食卓を守ってきたのは、
間違いなく、みなさん自身です。
1日2回、1回に2〜3品作る日を
週5日続けたとしたら、
一年で約1560品。
「手抜きしてしまって…」と
罪悪感を抱く方もいるかもしれませんが
この数字を見たら、手抜きでもしないと
続かなかったことが分かるはずです。
私からも、
「本当にお疲れさまでした」と
大きな拍手を送りたいです。
そのうちの、ほんの1割でも
gozenの味が
みなさんの食卓に
おじゃまさせていただけていたなら、
これ以上うれしいことはありません。
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ごはんづくりは、死ぬまで続くもの。
短距離走ではなく、
休みながら、どう続けていくかが何より大切です。
うまくできなかった日があってもいい。
手を抜く日があってもいい。
それでも、
食卓を整えようとすること。
家族を想うその気持ちこそが、尊い。
gozenは、
そんな考え方を
メンバーのみなさんと一緒に育ててきた場所です。
–
先日ご協力いただいたアンケートをもとに、
もっと還元できる形はないだろうか。
もっと安心して、
長く続けてもらえる場所にできないだろうか。
新しいことにも挑戦しながら
様々なアップデートを考えています。
これまで一緒に歩いてきてくださった時間が、
ちゃんと報われるように。
ここにいてよかった、と
心から思ってもらえる体験を、
少しずつ、丁寧に整えていきたいと思っています。
–
正直、私は
変化も成長も、少し急ぎすぎてしまう性格です。
でも、gozenは
焦らず、大切に
丁寧に、丁寧に育てていきたい。
gozenらしいペースで、
みなさんの暮らしに
そっと寄り添うような形が理想です。
–
そして、もうひとつ。
ここからのgozenで、
大切にしていきたいと思っていることがあります。
私も、歳を重ねていきます。
そして、ここに集ってくれているみなさんも、
同じように歳を重ねていく。
環境が変わったり、
体調や暮らしのリズムが変わることもあるでしょう。
これから先、
介護や自分の健康と向き合う日々が
訪れる人も多いはずです。
若い頃と同じようには作れない日が来るかもしれない。
料理にかけられる時間や気力が変わることもある。
でもそれは、衰えることではなく、
生き方が、ちゃんと変化しているということ。
gozenは、
その変化を受け入れながら、
みんなで歳を重ね、
お互いの頑張りを讃えあいながら、
食を楽しむ場所でありたいと思っています。
頑張る料理ではなく、
今の自分に合った料理を選びながら、
食を通して、共に歳を重ねていけるような場に。
いつか、おばあちゃんになっても、
世界中からオンラインで集まって、みんなで味噌を仕込んだり、
ジャムを仕込んだり。
おしゃべりしながら、
「腰が痛い」「膝が痛い」なんて言い合って、
それでも笑っていられる、
そんな穏やかな時間を
一緒に過ごせたらいいな、と思っています。
すごく遠いようで、
きっとあっという間にやってくる未来を、
今から少し、楽しみにしています。
至らぬ点もたくさんあったと思いますが、
これまでの4年間、
gozenを選び、続けてくださって
本当にありがとうございました。
何もなかったところに飛び込んでくれた
初期メンバーのみなさん。
今もなお、初期メンさんの約75%が在籍してくれていること。
そして、みなさん自身が起点となって
新しいメンバーさんを連れてきてくださっていること。
本当に感謝してもしきれません。
長く一緒にいてくれている方も、
入会して間もない方も。
gozenと出会ってくださったご縁に、
心から感謝しています。
5年目以降も、
急がず、比べず、
それぞれの暮らしを大切にしていただきながら
私はそこに、そっと寄り添い続けます。
「今日もおいしいね」を、
これからも一緒に共有できますように。
そして、
世界中のみなさんの食卓から
幸せの波紋が広がり、
たくさんの人を
食で幸せにできますように。
その起点となる、
みなさん一人ひとりが、
それぞれの場所で
幸せで、豊かでありますように。
—— 島崎ともよ