みなさん、こんにちは。

今日のレッスンは、フランスの家庭料理「アッシ・パルマンティエ」です。

かっこいい名前にしていますが、簡単に言うとマッシュポテトとミートソースを重ねて焼いたグラタンのようなもの。
ローストの残り肉を刻んで、マッシュポテトで覆って焼いたのが始まりとされる、
いわばフランス版の「コテージパイ」でしょうか。
実際に作ってみると、残り物どころか主役級のごちそうです。

なめらかなマッシュポテトの下には、深い旨みのミートソース。
寒い季節にぴったりの、心まで温まる一皿です。

この料理を初めて教わったのは、昔、フレンチシェフにお料理を学んでいた時。
彼のお母さんのレシピをたくさん教えてもらいました。

家庭料理だから、面倒くさいことはしないで、シンプルでいい!
でも、その分ちょっとしたコツだけしっかり抑えることで美味しく仕上げよう。と言うのを叩き込まれたのを覚えています。

一見シンプルなマッシュポテトとミートソースですが、
火の入れから、塩の仕方、牛乳の温度ひとつで、仕上がりはまるで別物になります。

今回は、そのこだわりを受け継いだアッシ・パルマンティエを作っていきましょう。